8/22/2009

初日:浙江省、杭州。

ここに流れるでかい河は、毎年9月25日近辺になると、なんと、逆流するんですって!
すごくないすか。逆流って。
しかもこの河、広い部分では幅100km近くあるんですって。幅が、ですよ?
この国… でかい
と早々に思い知る。

私の初の中国旅行の始まり。

まずチャイナ・インフォ。
中国はご存知の通り、一人っ子政策が始まってもう30年以上。
その甲斐あってと言うべきか、現在の人口は13億人に留まっているよう。
それでも中国人の習慣ではやはり、どうしても男の子が欲しくて、男の子が生まれるまで子どもを作る人もいるそう。
もしもそれがバレたら、罰金を支払わなければならないそうで、その罰金も少ない額じゃないし、お給料の額がそんなに高くない中国人にとってはかなりの痛手。
それで、子どもが生まれても戸籍登録をしない人も。
そういうケースを含めると、人口は14億人。未登録の人が1億人もいるんですね… 規模がでかい。
しかも罰金を払っても、教育は受けさせてもらえないんですって。
そのため、都会に出て来て、中国式のマッサージ師になる人が多いそう。
実際今回の旅でも偶然、女の子を連れた夫婦の奥様が妊娠しているのを発見!
女の子は大きくなった時、どう思うんだろう。

そんな事情に感慨耽りながら、杭州の街を歩く。この日の気温は34度。まぁまぁ。

杭州は中国の中でも人気な観光地で、どこに行っても国内からの観光客でいっぱい。
あの人たちは声がでかい。でかい上にケンカが多い。韓国人よりもケンカっ早いのでは。
あと一番の驚きは交通事情。
冗談でなく車が優先。歩行者が車に道を譲らない限り、ここでは生きて帰れぬ。

杭州の街をとにかく歩く。時々お店に入る。有名な西湖をボートでぐるり。お茶の博物館でお茶買わされたり。でも中国茶の勉強になる。 日本に帰っても中国茶を飲もう。と決心。
杭州は昔から有名人たちに愛された場所であるらしく、蒋介石の別荘や、その奥様・宋美齢の別荘(夫婦それぞれに別荘って…)などがあり、湖の真ん中らへんにある人工の島にはなんと、粋な演劇小屋があるとな! 入れませんでしたが、見た感じすごく素敵なエントランス。観客は帰りは船を呼ぶしかないんだろうか。

そんなこんなで夜。
変なレストランで夕食。名物は豚の角煮やむきエビとお茶の葉の炒め物、スープなど。
食事中にオーナーらしき人の飼犬が乱入。店員みんなが笑っている。いや、かわいいけどさ、食事する場所(しかもわりと敷居の高そうなレストラン)に…。
店員の態度が悪くて、何とも言えない気持ちになる。ビールを飲んで忘れよう。このビールは青島(チンタオ)よりもおいしい。しかも一本10元(約160円)。素敵。

夕食後、観光案内の冊子に載っていたミュージカルみたいな舞台を観ることに。
これがまたすごかったす。物語は杭州の歴史(日本語字幕有り)。きらびやかな光の中で、子どもや大人が綺麗な身体で踊ったり飛んだり戦ったり。きゃー雑技団よー
でも面白かったのは最初の方で、ジャニーズみたいに男子たちが戦っているシーンは本当に人が急に浮いたり回ったりで感動でしたが、最後らへんは女の子たち(女子十二楽坊が出ることもあるらしい)が楽器を奏でてるのはいいけど、スラッとしたきれいいいいいな足をさらけ出し、下から風が当たってスカートがモンロー状態。それを最前列で観ている大人の男たち… 中国人の総合エンターテインメントなのか。
笑ったのが拍手するためのおもちゃ。みんなこれで拍手。そんな横着な…。
ホテルでニュースを見る。金大中さんの訃報に衝撃。
素晴らしい元大統領に、ご冥福をお祈りいたします。

そして夜は更けて行く。

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