7/02/2010

六本木クロッシング2010










かなり遅ればせながら… 終了間近になって、ようやっと行って参りました、六本木クロッシング
今年のテーマは『Can There Be Art? 芸術は可能か?』

個人的にすごく頭に残った、志賀理江子さんの写真群には圧倒されました。

会場内にも「芸術とは?」の問いへのいろんな(歴史上の著名人など含)人たちの応えが書かれてましたが、
私の大尊敬する岡本太郎の著書「今日の芸術」の中での有名なことば、

「今日の芸術はうまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない。」

というのがもし、本当であって、万人がそうだと思うならば、志賀さんの写真たちはそこで言うまさに芸術であるような気がします。
思わず目を背けたくなるような、見てはいけないような、でも見なくてはならないと思わせる写真の数々は、奇跡が生んだ芸術だと思いました。
光と影。その両方をものすごく大切にされてるという印象です。

中でも一番だったのは、白馬の背中だけが写った写真でした。構図といい、馬の毛並みも、光も、色も、素晴らしかったです。ずっと見ていたかった。
本気で鳥肌立ちました。(お見せしたいけど探せませんでした)

同年代でこういう素晴らしい作家がどんどん世に出て来ている昨今、全く繋がりはなくても誇らしくもあり、それでいてどこか悔しい、というか何とも言えない焦りのようなものが芽生えて鬱陶しいです。

お前だってがんばればいいんじゃないかっ、このヘタレがっ。(自分への叱責です)

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